ここでは、ちまたにたくさんある税理士受験講座の種類についてご説明します。
講座の種類を説明する前に、まず税理士試験を受けるに当たって念頭においておくべきなのが、学習に必要な期間です。
税理士試験の学習は平均的に2年〜5年くらいかかるのが一般的とされています。これは他の例えば大学受験の期間と比べるとかなり長いといえます。
また、受験に専念できる環境でないと、2年というのもかなり難しいです。
税理士試験の受験者のうち9割程度は就業しながらの受験といわれています。そのように働きながら学習を考えている方は少なくとも3〜4年は見ておいたほうがよいでしょう。
税理士試験は「科目合格制度」という、他の国家試験ではあまりない制度をとっています。
この制度により、1年で5科目を全て合格しなくとも複数年をかけて合格へとたどり着くことができるようになりました。
税理士試験は全部で11科目あり、その中の5科目を合格すればクリアです。
税理士試験の試験科目11科目の中で5科目を合格すればクリアですが、全て自分の好きなように選べるわけではありません。必須科目が2種類あります。
必須科目は「簿記論」「財務諸表論」のどちらか1つと、「所得税法」「法人税法」のどちらか1つです。
残り3種類は、相続税法、消費税法、酒税法、国税徴収法、住民税、事業税、固定資産税から選ぶことができます。
ちなみに選択科目の中で実務でよく使われるものは「消費税法」「相続税法」の二つです。実務まで考えればこの二つを選択しておいたほうがよいですね。
税理士試験の学習方法は大きく分けると三種類です。それぞれにメリットでメリットがあります。
税理士試験を独学で合格するのは非常に難しいと考えたほうがよいです。しかし、教材がないわけではない(むしろ豊富)なので挑戦することは可能です。
独学は「お金がかからない、学習時間が自由」等のメリットがあります。しかし逆に言えば自分で全てをスケジューリングしていかなければならないので、相当に意志の強い人間かつモチベーションを維持できる性格で無いと厳しいです。
また、どうしても長期的な受験体制になりますので毎年の最新情報を追う事も必要になってきます。
すでに日商簿記一級レベルの知識があり、会計事務所などで実務をしている方なら独学もアリかもしれませんが、特に初学者の方には全くお勧めできません。
とにかく税理士に早くなりたい、と言う方は迷わず専門学校をおすすめします。
費用は高くつきますしスケジュールも相当しばられますが、最短距離で合格に向かえます。もちろん毎日税理士試験学習漬けを覚悟してください。
通信講座は独学と予備校のちょうど真ん中に位置します。独学ではさすがに難しいが、予備校に通う時間は取れない…という、例えば就業中の方にはこれが最も良いでしょう。
また、インターネット上で講義の映像や教材をダウンロードしたり視聴したりできる「WEB講義」やDVDを教材に取り入れた「DVD講座」というものも最近は増えてきています。例えば「資格の大原WEB講座」などが有名です。
合格の決め手は、どの手段をとるにしても「勉強にどれくらい時間を取れるか」にかかってきます。
就業中の方ならなおさらです。
毎日朝早く起きて仕事の前に勉強する。土日は少なくとも5時間以上は勉強する。毎日仕事が終わったら勉強する、と積極的に時間を割いていくことが合格への決め手となります。